-19-
凡例
・本巻には宮本常一が聞取りを記録した山口県萩市見島での調査資料を収録した。
・内容によって章立てを行った。各章内の太字の小見出しは、原文中に、四角やアンダー
ラインの印のある語句を原則として使用した。但し、内容から判断して記述内の語句を
見出しに使用したものもある。
・原文の表、図、絵などの配置や横書き、縦書きなどは、できるだけ忠実に翻刻するよう
に努めた。但し、縦書き部分については古文書等の史料筆写を除いて、それ以外は横書
きに改め、注記を付した。また、紙面の都合上、編集者の判断によって改行ヶ所を改め
たところがある。
・古文書の草書体、旧字、略字で標準のワープロ辞書にないものは、
「ヨリ」
「候」
「〆」な
どのように同じ意味の文字に置換えている。
・判読できなかった文字は□で示し、推定による文字は「?」を付した。
・編集部が補った語句や注は〔〕内に記している。また、判読の便を考慮して適宜句読点
を補ったり、旧字・旧カナ使いを常用に改めたりした箇所がある。
・本文には今日からみれば不適切な表現も含まれているが、原文の時代性および著者が故
人であることを考慮してそのままとした。