はじめに
義姉
稲村喜美恵が身まかってより三十七年がたちまし
た。
生前の姉は若いころから短歌に親しみ、
時おり新聞やラジ
オ放送に投稿して自分なりの境地をひらいておりました。
非
常に控えめな人で、
こと揚げする事なく、
身内の者にも短歌