長州軍の応戦

 長州軍は、占領された大島への進撃を
十四日と決め、その夜、笠佐島に渡る。
 十五日の未明には大島への渡海を終える。
 夜が明けて、幕府主力軍艦富士山丸が大
畠瀬戸に廻った時は、すでに長州軍は、大
島で作戦を展開していた。

開作、小松塩浜、日見、横見、戸田へ上陸

  P100

① 開作 第二奇兵隊等 本陣から普門寺へ。
     浩武隊、畑方面へ。
② 小松・塩浜 両村上、浦一手 国木台方面へ。
③ 日見・横見・戸田 大島郡兵他 笛吹峠から源明方面へ。

普門寺合戦

④ P105

 第二奇兵隊、清水一小隊、大島郡一小隊は、隊旗を立てて幕府撤
兵隊を迎え撃ち、安下庄へ撃退。
 普門寺はこの十五日夕方、焼失する。

久賀の戦い

⑤ P114

 久賀の庄地、丸山、畑で長州軍の村上両家、平岡、飯田各一手、
日前狙撃隊が幕府軍と交戦した。幕府軍は屋代への進軍が出来なく
なった。

碇峠から石観音まで篝

かがりび

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  P117

 十五日、浦隊は文珠山に野営し、碇峠から石観音までの七カ所に
篝火を焚く。数百人の協力があった。

⑥ 大島郡兵(装条銃半隊)、斥候兵として上陸 P103

第二奇兵隊隊旗