10
手づくり
のこの
歌
集の三首
目に
一すじの
道をも
と
めてゆく
夫の道
づ
れとして
われも
行
かなん
と
い
う
、
夫
登
一
が
依
願
退
職
を
決
断
し
た
こ
と
に
た
い
す
る
、
自
分
の
決
意
と
も
い
う
べ
き
心
情
を
の
べ
た
歌
が
あ
り
ま
す
。
小
冊
子
を
始
め
た
き
っ
か
け
が
、
登
一
の
退
職
に
あ
っ
た
こ
と
を
想
像
さ
せ
ま
す
。
登
一
の
退
職
(
一
九
四
七
年
八
月
三
一
日
)
に
ついては
、登一
自
身の『自
伝
ふ
る
里の土』
上巻(
三
七九
~
三
八八ペ
ージ
)
に記録さ
れてい
ま
すが、母
も退職
日
のことを
数首記
し
ています
。
手作り歌
集五ペ
ー
ジには
『主婦
の友
』(一九
四七年
一一
月号)
に掲載
され
た
歌
の
原
初
の
も
の
が
あ
り
ま
す
。
応
募
に
あ
た
っ
て
推
敲
し
た
ら
し
く
、
雑
誌
掲
載
の歌はこ
こにあ
る
ものとは
少しち
が
ってます
。
終わりか
ら二ペ
ー
ジ目の
小夜更け
て子供
新
聞つくり
ゐる子
等
の姿はし
んけん
な
るも